前回の記事では、「広告費をいくらかけるべきか?」をLTV・YTVの考え方でお伝えしました。
今回はその続き、広告費を”何に”かければいいの? についてお話しします。
こんなにある!美容室で使える広告媒体
ひとことに「広告」といっても、その種類は驚くほど多いです。
📰 アナログ媒体
看板、新聞折込チラシ、ポスティング、ハンティング、タウン誌、フリーペーパー、電話帳 など
🌐 ポータルサイト
ホットペッパービューティー、楽天ビューティー、ミニモ、エキテン など
💻 WEB広告
ホームページ、LP(ランディングページ)、ディスプレイ広告、リスティング広告、PPC広告 など
🚌 その他
バスや電車の車内広告、駅や施設の掲示広告 など
選択肢がこれだけあると、「とりあえず出してみよう」となりがちです。
でも、出したはいいけど何の効果もない……では、お金をドブに捨てるのと同じです。
広告を出す「前」に考えるべき13のチェックポイント
ムダな広告費を出さないために、出稿前にぜひ確認してほしい項目があります。
ターゲットを明確にする
1ターゲット顧客は誰か?
年代・性別・ライフスタイルまで具体的に
2その方がよく見る媒体は何か?
スマホ検索?Instagram?フリーペーパー?
3居住エリアはどこか?
サロンから何分圏内を狙うのか
4どんな内容に興味を示すか?
悩み解決?トレンド?価格?
何を・どう伝えるかを決める
5一番買ってほしいサービスは何か?
メニュー全部ではなく「これ!」を1つに絞る
6オファー(特典)はつけるか?
初回割引、セットメニュー、プレゼントなど
7広告のレイアウト・デザインは?
写真の選び方、キャッチコピーの作り込み
媒体と予算を決める
8①〜⑦を踏まえて、最適な媒体はどれか?
9費用をいくらかけて、どれくらいのリターンを狙うか?
10目的は「認知」か「売上」か「利益」か?
これで媒体選びが変わる
出した後のルールを決めておく
11かけた費用を、どこで回収するか?
初回来店?リピート?年間LTV?
12どこまでやったら効果測定するか?
期間・件数・金額の基準を先に決める
13どこまでやったら撤退するか?
「やめる判断基準」が実は一番大事
全部を完璧にしてから始める必要はありません。でも、「何も考えずに出す」のと「考えたうえで出す」のでは、結果がまるで違います。
初めて広告を出すなら、この3つの方法が近道
「13項目も考えるなんて、忙しくてムリ……」
そう感じた方に、もっとシンプルに始められる方法を3つお伝えします。
① 成功しているサロンの真似をする
同じようなターゲット・サービスで、商圏がかぶらないサロンの広告を研究して、良いところを取り入れる。ゼロから考えるより、はるかに効率的です。
② 自分のお客様に直接聞く
いま来てくださっているお客様に、こう聞いてみてください。
🗣 「何を見てうちに来てくださったんですか?」
🗣 「どんなキーワードで検索しましたか?」
この答えの中に、最も効果的な媒体のヒントがあります。
お金をかける前にできる、最高のリサーチです。
③ 専門家に相談する
広告コンサルタントや代理店に相談するのも有効な手です。自分で全部やろうとするよりも、投資対効果が高くなることも多いです。
これだけはやめてほしい!私が失敗から学んだ4つのNG
実は、私自身も昔、広告で大きな失敗をしています。その経験から断言できる「やってはいけないこと」がこの4つです。
✕
やみくもにやってみる
目的もターゲットも曖昧なまま出稿する
✕
何も考えずにやめる
感覚で「効果ないな」と判断して撤退する
✕
効果測定をしない
数字を見ないから、良いのか悪いのかわからない
✕
分析・改善をしない
同じ失敗を繰り返してしまう
広告は「出して終わり」ではありません。
出す → 測定する → 分析する → 改善する
このPDCAサイクルを回し続けてはじめて、効果のある方法が見えてきます。
私がいま実践している広告の考え方
現在の私のやり方をお伝えすると、こんな流れです。
1
広告の基礎をしっかり勉強する
2
費用対効果・新規集客コスト・年間広告予算を自分で設計する
3
具体的な運用は、信頼できる広告コンサルに相談しながら任せる
すべてを自分でやる必要はありません。
でも、「何にいくらかけて、どう回収するか」を経営者自身が判断できることが大前提です。
集客・マーケティングは、経営者が避けて通れない道
最後にひとつ、強くお伝えしたいことがあります。
技術やデザインのスキルも大切です。でも、サロン経営において集客とマーケティングは、それ以上に重要です。
ここだけは、スタッフ任せにせず、経営者自身がしっかり学んでほしい。
私自身がそう痛感してきたからこそ、そうお伝えしています。
次の記事では、私が実際にやっている集客の具体的な方法をもう少し詳しくご紹介します。
ぜひ続けて読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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