プロフィール

はじめまして。

小規模サロンの売上げ請負人の
鈴木 圭(スズキケイ)です。

はじめての方ばかりだと思いますので、
自己紹介させていただきます。

幼少期

私は、岡山県、倉敷市の郊外のまあまあのいなかで、周りは一面田んぼ、小学校まで田んぼのあぜ道を通っていけるような場所で生まれ育ちました。

子供のころは、外で遊ぶのも、家の中でこもって、プラモデルを作ったり、工作したりするも大好きでした。

中高時代は、家が美容院って言うこともあり、お休みの日には、サロン内で手伝いをしたり、お客様のシャンプーをしたり、ロットを巻いてみたり、練習用の人形でカラーを染めてみたり、パーマをあててみたり、それが遊びでした。

今思えば、その頃から美容師になるべくしてなったのかなと思っています。

両親の仲があまり良くなかったと言うこともあり、家が嫌いで、その頃から高校出たら家を出ると心に決めていました。

ロンドンで美容師の修行・独立

その後、東京に6年、ロンドンに4年と約10年間、美容師としての修業を積みました。美容師としては、かなりキャリアを積んだつもりです。

が・・・、それが逆に、経営者としての成功の道を阻むとは、そのころは、思ってもみませんでした。

その後、父の突然の死がきっかけで、地元へ帰ることとなり、29歳で岡山県岡山市の街中に10坪のちっちゃな美容室をつくって独立しました。

1999年11月です。

スタッフもなく、一人でのスタートでした。

セット面は3面、シャンプー台は、一台です。

「ロンドンで培ったヘアデザインとカラーが得意なサロン」という売りで始めた美容室は、結構オープニングから、お客様がたくさん来てくださり、集客で困ることもありませんでした。

ただ「真剣にお客様の美に向き合えば、お客様がお客様を連れてきてくださり繁盛する!」

という信念のもと、初めは100万円くらいの売上で、アシスタントスタッフを一人二人と入れても、200万円以上と、そこそこ繁盛していました。

その後スタッフも成長し、スタッフがデビューする段になって、移転拡張しなければならず、物件を探しましたがなかなかいい物件が見つからず、ずるずると月日は流れていきます。

移転・拡張オープンは大成功

そんな時に、地元の知り合いから、「今度できる大きな幹線道路沿いに、借地が出てるぞ。そこでやればいいのに。」と打診され、当時経営の事とか何も考えていなかった私は、即決!

「じゃあやります。」

2005年です。

それまで、ちっちゃなお店でもそこそこ利益を出せていたので、銀行融資もすぐ通りました。

当時私は、PLもBSも読むことのできない、投資回収期間も考えない経営のことが全く頭にないただの美容師でした。

なので、理想の建物の見積もりが、上がってきて約3000万円!!その他もろもろで約4000万円!!

「OKです!」

何の根拠もない自信だけ、

ただの勢いだけでした。

そして、素晴らしいプロヴァンス風の漆喰のおしゃれなカフェのようなお店が出来上がりました!!

お金をかけたので、当然です!!

田んぼの中に、ポツンと素敵なお店が出来上がりました。

戦略は

「あそこのお店は、ちょっと高いんだけど割引がいろいろあって、そうでもないんよ!」

とお客様に思っていただける戦略!

サロンの設備は、セット面7面、シャンプー台3台、面積はスタッフルーム込みの約25坪です。

何も考えてない即断即決で、

元のサロンから約20キロ離れた場所への

移転、拡張サロンのスタートです。

2005年当時、岡山中探してもどこにもないような、プロヴァンス風のおしゃれなカフェのような建物と、前記の戦略が当たったのか、オープンからお客様の予約や来店が絶えず大繁盛です。

前のお店からのスタッフ2人に加えて4人でのスタートでした。

もちろん、やれることはすべて自分たちでやりました。

例えば、ローラー訪問です。

元からいるスタッフ2名で訪問します。

範囲は半径5km。

一件、一件すべてのお宅を、ピンポンを押して回ります。

「今度近所に、美容室をオープンすることになりましたので、ご挨拶に伺いました!」てな感じで、

留守のお宅には、手書きのカードと、チラシを入れながら一日50~100件、

全部で2000件は回ったと思います。

そんな努力の甲斐もあって、お店は大繁盛。

勢いで2店舗目オープン!しかし…

スタッフも順調に増え、9人になったところで、「次だな。」と思い当然、調子に乗った私は当然、何の戦略もないままただ、勢いと勘だけで、

2店舗目出店だ!!

今の倍のお店をつくるぞ!!オー!!

と勢いだけで、2店舗目を出しました。

2009年です。

設備は、セット面10面、普通のシャンプー台3台、スパルームにスパ専用ベッドタイプのシャンプー台(タカラベルモントのYUME)2台という豪華な設備に、60坪の店舗です。

もちろん、いろんな努力はしていますし、大丈夫!

と自分に言い聞かせ、スタートです。

しかし、何の戦略もないままで、赤字スタートで、とんとんな状態が続き、

黒字化まで3年かかりました。

このころから、これではまずいと思い、経営の勉強をするべく、いろんな経営団体に入り、新たな情報を入れることで、最初の移転拡張の時ほどは、いきませんでしたが、そこまで困ることなく、進めることができました。

経営団体の諸先輩方が、おっしゃられるとおりに、

などなどいろんなことをやりながら

順風満帆とは言いませんが、売り上げ規模でいうと1億5千万くらいまでは、どうにかこうにか右肩上がりで、やっていけていました。

しかし、実情は、スタッフの定着が悪く

スタッフ一人当たりの生産性も上がったり下がったりで、利益はほとんどない状態でした。

スタッフ数は、最大で30名

当時のことが全て間違いではないと思います。

しかし、ビジネスの本質を学んではなかったのです。

なぜなら、

そもそも、一番重要な

入念なマーケティングに則った

経営戦略がない経営だったのです。

美容室経営や、店舗経営には、

この4つを重要ファクターとして考えなければなりません。

これ以上でも、これ以下でもありません。

集客できて、客様が集まり、

そのお客様が100%リピートし、

求人採用ができて、

そのスタッフが定着すれば、

絶対に繁栄します。

よね?!

もっと言うなら、

単価をいくらに設定して

どのようなメニューで

毎月何人集客して

リピート率が何%なら

0人からスタートして、

何カ月で、売上げが何万になるのか?

そのメニューは、出店する場所で、

周りのお店と比べて、

お客様に選ばれるのか?

そのメニューでお客様が確実にリピートする理由や、仕組がるのか?

その売上なら

どのような労働環境が提供できて

出店する地域で求人した時に、

求職者に選ばれるのか?

そして求職者の中から

採用するべき人間を、間違いなく選定できる仕組みはあるのか?

採用されたスタッフが

定着し、離脱しない要素は何なのか?

当時、わたしは、このようなビジネス戦略の設計がしっかりされていなく、

私の勢いと、なんとなくの感だけで、走っていたのです。

たまたま、時流に乗れた時期もありましたが、

時代の移り変わりとともに、感だけではどうしようもならなくなるのです。

スタッフ30人になったところで

スタッフが一気に10名退職!

という事態が起こりました。

それまでも、スタッフが3人入って3人辞め、5人入って2人辞め、みたいに、

20~25人を行ったり来たりの毎年でした。

1999年に独立してから、数えてみたらなんと60人以上の人が、入っては辞めていました。

誰も辞めていなかったら、80人以上

3~4名のお店なら20店舗以上になってた!!

ってことです。

ちゃんと経営の勉強をして、

ビジネス戦略の設計をし、

テストをしながら、エラー修正し、しっかりとしたモデルを構築していれば、

全てのスタッフが残ったとは思えませんが、

半分としても50人は、残っていたと考えられます。

そのようになった、原因の一つが、

私自身そのころまで、ハサミをもって、現場で立っていたことが大きいと今では、思っています。

いろんな経営の勉強はしていたつもりですが、やはり利益を生む、最重要業務が後回しになってしまうのです。

美容師として現場に立つ限りは、明日の予約表で頭がいっぱいになります。

  • 明日のお客様は、どんなスタイルを提案しようか?
  • どんな商品をお勧めしようか?
  • アシスタントには何をやってもらおうか?
  • そういった順序で、営業をこなそうか?

などなど。

美容師としての仕事は目一杯やっています。

一日終わるとどっと疲れて、また明日のお客様のことを考えていると

集客や求人、戦略など最重要項目に取り組む気力がなくなり、後回しになるのです。

そしてずるずると時は流れ、事業は停滞していくのです。

そんなこんなで、2017年ごろから本気で経営の勉強を始め

徐々にハサミを持つ時間を減らしていき

自分のビジネスモデルの新たな設計を入念に行うことができました。

2019年!

そうして出来上がったのが髪質改善専門店です。

そんなこんなで、コンサルを再開したという状況です。

これからいろんなセミナーや、勉強会を行っていきますので、是非ご参加いただければ幸いです。

高単価サロンの作り方は、どんどん情報公開していきますので、是非ご自身のビジネスに役立ててください。

最後まで、読んでいただきましてありがとうございました。

お会いできることを、楽しみにしております。

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